【ピロリ菌】胃カメラ検査の結果、ピロリ菌に感染している可能性が判明

会社の健康診断で胃の検査、いわゆるバリウム検査で要精密検査となり、胃カメラの検査をしてきたことは以前のエントリーでお伝えした通り。

お陰でこれから胃カメラをする人たちの助けになるような方法もわかり一安心だったのですが、ボクの体は全然安心できない状態でした。

みなさんも一度は耳にしたことがあるとは思いますが、『ピロリ菌』に感染している可能性があると診断されたのです。

まずは「ピロリ菌とは何ですか?」という所から調べていこうと思います。

ピロリ菌とは何ですか?

ピロリ菌　＝　ヘリコバクター・ピロリ

ピロリ菌は胃の粘膜にすみつく、悪い細菌です。
当初、胃には胃酸があるからピロリ菌は生息しないといわれていたのですが、この胃酸から胃を守るためにある表層粘膜でピロリ菌は活動することが分かり、人間の胃でもピロリ菌が生息するということが分かりました。

ピロリ菌が人間の胃で発見されたのも1983年とつい最近のことですね。

よく「ストレスで胃が痛い」とか言う人がいますが、実はピロリ菌かもしれません。
胃潰瘍の再発率もピロリ菌に感染している人といない人では大きな違いがあると言われてます。

ピロリ菌の感染ルートとしてよく言われているのが、不衛生な水道設備に原因があると。
日本でも幼少期に井戸水なんかで生活していた人が良く感染していると報告されています。

逆に近年は日本の上水道普及率は100%に近く、井戸水を生活用水にする人もかなり減ってきていることから、「最近の若者世代でピロリ菌に感染する人はほぼいない」とも言われています。

実際、ボクも先生から「40代なのにピロリ菌とは･･･」と言われました。
ただ、家に帰ってから実家の両親に確認したところ、「生まれた頃は井戸水だった」と衝撃の事実を知る事になりました。

ボクは新潟県で生まれたんですが、父と母の実家は井戸水でボクも当然その水を口にしていたわけです。
確かに小学生くらいの記憶ですが、両方の家とも汲み取り式のボットン便所でしたからね。
※下水道は間違いなく普及してなかった。

疑問点が2点あります。

ボクが新潟ですごしたのは3歳までです。
それに比べ長い期間を両親は過ごしているのに話を聞くとピロリ菌なんて言われたことないと。

井戸水を口にしても感染する、しないは個人差があるのは当然だと思うのですが、本当にそれだけのことなんでしょうか?
もしかして感染しているけど知らないで過ごしているだけなのかな?

今までも人間ドックでバリウム検査はやってきたのですが、特に異常の所見はなかったんですね。
それが今回、異常の所見がみつかり、胃カメラ検査してみたらピロリ菌らしいと。

もし幼少期の井戸水が原因だとしたらなぜ、今まで分からなかったのか。
これは今度の病院の時に先生に聞いて見ます。

このピロリ菌ですが、このまま放置するとどうなるのでしょうか。
ピロリ菌に感染すると慢性的な胃炎に悩まされることになります。
ボクはあまりこの自覚症状はありませんが、年に数回胃の痛みに苦しむことはありました。
果たしてコレがピロリ菌による影響なのかは分かりません。

そしてこのピロリ菌による慢性胃炎は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、更には胃がんへと繋がる可能性があると、1994年にWHO(世界保健機構)の外部組織であるIARC(国際がん研究機関)が報告を行いました。

胃がんで亡くなった方の80%以上がピロリ菌に感染していたなんて報告もあるようです。
放っておくと何もいいことがないようですね。

病院の先生からは「除菌したほうが良いですよ。」と言われました。
それはそうですよね。胃がんに発展する恐れがあるのですから。
日本人男性のがんで亡くなった人で3番目に多いのが胃がんです。

よくヨーグルトで除菌なんて話もネットを見ているとありますけど、ボク毎日ヨーグルト食べてるんですけど･･･
ほぼ毎日、多分360日は食べてる。
これも個人差があるのでヨーグルトで除菌できる人もいるかもしれないですが、少なくともボクの体はダメでした。

まだまだ死ぬわけにはいかないので、今回は先生の忠告どおりに除菌をすることにしました。
次回はピロリ菌がどの程度すみついているかの検査について書いていこうと思います。