最近やたらと気になる高齢者が加害者となる自動車事故について思うこと

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10月末から11月にかけて高齢者の自動車事故のニュースがやたらと目に付きました。

しかも死者が出てしまっていて、被害者家族にはもちろん深い悲しみがある一方で、人生の最後が限りなく近い80代の方が「加害者」になるという何ともいたたまれない現実もあります。

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最近の高齢者の自動車事故

この数週間の間に「また?」という感じで立て続けに高齢者の自動車事故、それも死者をともなう事故のニュースが飛び込んできています。

横浜市港南区87歳男性

10月28日、横浜市港南区で軽トラックが集団登校していた児童の列に突っ込み、小1の男児が亡くなり、けが人の数は児童4人を含む7人発生した。

運転手は27日の朝に横浜市磯子区の自宅を1人で出て、軽トラックで県内外を走行。
事故を起こすまでの間、夜通し軽トラックを走らせていたようで、事故後の警察には「どうやって事故現場まで行ったのか、よく覚えていない」と話していて認知症の疑いがある。

栃木県下野市84歳男性

11月10日、栃木県下野市薬師寺の自治医科大学付属病院で、病院の敷地内を走っていた乗用車が正面玄関脇のバス停に突っ込み、ベンチに座っていた女性をはねて1人が死亡し、2名が重軽傷を負いました。

現場にブレーキやスリップの跡はなく、何らかの運転ミスが原因ではないかとみている。

東京都立川市83歳女性

11月12日、東京都立川市緑町の国立病院機構災害医療センターの敷地内で2名をはねて死亡させた。
車は駐車場出口にある精算所のバーを折り、その先にある植え込みを越え、歩道を歩いていた2人をはねたようだ。

車の運転席には小銭が散らばっており、料金を投入しようとした際に誤ってアクセルを踏んだ可能性があるとみている。

東京都小金井市82歳男性

11月13日、東京都小金井市の都道交差点で、61歳の女性が乗る自転車をはねて死亡させた。
左折中、横断歩道を渡ってきた自転車に気付くのが遅れてはねたようだ。

千葉県長南町81歳男性

11月13日、千葉県長南町で家の前を歩いていた85歳男性をはねて死亡させた。
横断歩道はなかったが、見通しの良い通りだった。

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自動車がなくても不自由なく暮らせる街づくり

80歳を超えても自動車を手放すことができない理由があるんでしょうね。
自治体によっては自動車免許証を返納することでバスやタクシーが割引になる特典を提供していたりします。

とは言え、まだまだ自動車がないと普段の足が確保できないエリアが多いのが事実なんでしょうね。

だから一概に「高齢者は自動車の運転を引退して、早く免許を返納しなさい」ってわけには行かないんですね。
もしそのような話をする人がいるのであれば、自動車に代わる普段の足を免許を返納者して全ての人に対して提供する必要がある。

国が強制的に返納させるのであれば、国が自動車に代わる普段の足を提供する必要が当然あります。

便利になりすぎた自動車運転

最近の自動車は便利になりすぎたと思いませんか。

特にドライバーをアシストする機能が増えて、便利になりすぎてしまったがために動く凶器である鉄の塊を動かしている事に集中していないのではないかと言うこと。

最近だと自動ブレーキ機能

前のクルマとの車間距離を測定し、接近しすぎると速度を自動で落とすためにブレーキ機能が働く。
本来、これはドライバーである人間がやることなのだが、あってはならない「つい、うっかり」のためのアシスト機能である。

オートマチック車も便利な機能

そもそもオートマチック車(AT車)自体、便利な機能なんですよね。
自分でギアチェンジしなくていいわけだから。

最近は自動車メーカーもほとんどがAT車のためか、運転免許を取得する人で「AT限定」をあえて取得する人もいる。
「AT限定免許」は障がいを抱えていてMT車が運転できない人たちが、AT車なら運転できるので免許を取らせてほしいという要望を元に作られた免許だったはず。

それを敢えて健常者が取得しようとするのだからおかしな話です。

最後に

最近は本当に高齢者の交通事故のニュースが連日報道されていますが、たまたま連続的に発生しているのか、今までも発生していたけど特に報道されていなかったのかは分かりませんが、日本は高齢化社会まっしぐらなわけですから、比率的にも高齢者の交通事故(加害者)が増えてくるのは自然なことですね。

ただ、国はなんらかの対応を早急にしないと、被害者、加害者ともに涙する人がどんどん増えてしまうだけじゃないかな。




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